自分に合った証券会社を選ぶには、まず自分の投資スタイルを決めることが大切です。証券会社は手数料体系もサービスも千差万別で、自分に合ったものを選ばなければ、手数料が高くついたり、希望のサービスが受けられないなどの問題が生じてきます。
株式での利益の出し方には大きく分けて、「売買による利益」と「株主の権利による利益」があります。
簡単に言うと、「売買による利益」は、安く買い高く売ることによる差額の利益で、「株主の権利による利益」とは、株式を保有していることで発生する権利から得られる利益となります。
◆売買による利益
・デイトレード(超短期投資)
数分から数時間という短い時間での投資スタイルで、1日のうちに決済を完了させる売買なので翌日の株価などを気にする必要がなく、リスクも比較的少なくて済む投資だと言えます。
この投資法は、基本的に1日決済では利益が少ないため、1日に何回も売買して小さな儲けを積み重ねていく投資です。その為、平日にパソコン画面をずっと見ている必要があるので、デイトレードに向いている人はとにかく時間がある人ということになります。
・短期投資
短期投資という意味と基本的な方法などは上記のデイトレードと同じですが、デイトレードのように1日決済ではなく、数日から1週間程度の投資を言います。
最大のメリットは比較的時間のとれない人でもできるという点です。パソコン画面に張り付いている必要もないですし、最近では携帯電話からでも注文ができるので少しの空き時間でも投資が可能です。
また、週末の休みの日にじっくり戦略を練ることもできます。デイトレードと違って精神的に疲れるということもなく、中期や長期投資と違って比較的早く資金を回すことができるので、人によっては、株式投資を勉強しつつ最も楽しめる投資だとも言えます。
・中期投資
短期投資と長期投資の中間に位置し、月単位で投資を行う方法です。実際には、明確な線引きはありませんが、短期に比べ、落ち着いた投資ができるので、少し長いスパンで見ることで安定した収益を得ることができます。
また、長期投資に比べ、「売買による利益」を重視している方法になり、売買のタイミング次第では1ヶ月?数ヶ月保有する場合もあります。その為、時期によっては「株主の権利による利益」を受け取ることも可能になります。
・長期投資
数年間に渡って株を保有する投資で、下記の「株主の権利による利益」にも当てはまる投資方法です。
株価の値上り益だけではなく「配当金」や「株主優待」など株主の権利を最も堪能できる投資で、株価が値下がりするリスクはあります。
投資というよりは、“最も効率のいい預金”だと捉えることもでき、金融機関の代わりにこの方法で“預金”をしている投資家も多数います。
◆株主の権利による利益
・配当金
企業が利益を投資家に分配するお金のことで、配当金は中期?長期投資の最大のメリットとも言えます。本来、投資家とは、配当金を貰う目的でお金を企業に投資しています。企業は投資家からのお金を使って企業活動を行うことで、売り上げを伸ばし、利益を上げて投資家に還元されます。
しかし、配当金は企業によりあるところとないところがあります。また、配当金額も企業により異なり、各企業の成績によっても異なります。配当金を貰うには過去の配当金の支払いや四季報などで企業情報誌にある、利益・配当の予想をしっかり見る必要があります。
※配当金が受け取るには、決算の月末時点(権利確定日)で株式を所有している必要があります。
また、注意が必要なのはオンライントレードの場合、約定が成立した日の5営業日後に株主として登録されます。つまり、配当金を得る権利を確定させるには、月末(権利確定日)から5営業日より前の日に、株を持っていないと配当金を受け取ることができません。
・株主優待
配当金と同じように、権利確定日に株式を保有していることで受け取ることができるもので、配当金と違うのは、物品などのサービスで支払われるということです。こちらも中期?長期投資の大きなメリットともいえます。
株主優待は企業が株の長期所有など株主を安定させることを目的として株主に特別なサービスをすることです。その企業の製品やチケット、割引券など優待品も様々で、株主だけがこのサービスを受けることが出来ます。企業により「株主優待」は内容が異なるので、株式を買う際のポイントの一つとも言えます。
しかし、配当金と同じように、企業によりあるところとないところがあり、「権利確定日」に企業の株主名簿に名前が記載されていなければ、受け取ることは出来ません。 |